その日は夫婦とも仕事に出ていて、妻の携帯に彦根子ども家庭相談センターから突然の連絡が入りました。すぐに妻から連絡があったのですが、仕事中で連絡がとれないため詳細がわからず、事務局のMさんのところへ駆け込んだのを覚えています(当時は事務局へも連絡が入るものだとおもっていましたので)。里親登録から約1年がすぎ、民間あっせん業者への登録を考え始めた矢先のことでした。後日、ケースワーカーさんから生後2週間の赤ちゃんを迎えてほしいとのお話をいただき、その場で快諾しました。その後、赤ちゃんの預けられていた小鳩乳児院への訪問とお泊りを何度か繰り返しつつ、オムツやミルク、その他子育てに必要なものを大至急でそろえ、ついにわが家へ正式委託となりました。 私たち夫婦は40歳をすぎ、不妊治療の末に養子縁組を望み里親登録する、という典型的なパターン(笑)です。不妊治療中は精神的に不安定になる時期もありましたが、今では子どもの笑顔に毎日癒されています。よく笑い、よく眠り、手のかからない、本当に良い子です(そして可愛い!)。 委託前に参加した里親オヤジの会で「心配しなくても(委託が)あるから大丈夫。」と励ましていただきました。養子縁組を諦めかけていた時期でしたので大変ありがたく、希望を持ち続けることができました。また、里親登録の際、研修のガイダンスをしてくださったのが、今回担当していただいたケースワーカーさんだったんです。人とのつながりやご縁は大切だと改めて実感しました。ほぼ仕事関係の付き合いしかなかった私ですが、研修から委託までの間に里親支援機関や子ども家庭相談センターの皆さま、里親会の皆さまなど多くの方と出会えたことに感謝しています。 今後は養育里親として、子どもたちのために出来ること、里親制度の認知を広めていくこと、事務局のお手伝い等々、微力ではりますが活動していきたいと思っています。
昨年12月、待望の里子委託(特別養子縁組予定)がありました!
更新日:2020年8月17日
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